フィルミッシュ公國で代々騎士を務めてきたファンホッセン家の長女シルヴィアは男性顔負けの凜々しさが魅力の、まさに現代版の女騎士國の為、民の為、その身を捧げるのが自らに課せられた使命…と心に誓って生きてきた彼女の前に、親同士が決めた婚約者有馬哲平が現れる。一途な想いをぶつけてくる彼を次第に憎からず想うようになっていくシルヴィアだが、なかなか素直になれない。そんなある日、父親が不在の間、哲平の住む有馬家の屋敷に妹マリアともども預けられる事になり…。